前家賃とは不動産の賃貸契約をするときに前もって貸主に支払う賃料や共益費(管理費)などの金銭で契約金の一部となります。
一般的な賃貸物件の家賃は前払いとなっていますので、契約をする時には最初の月の家賃を支払う必要があり、これを前家賃と言います。
契約開始日(家賃発生日)が月の途中(3月5日からや3月20日からなど)の場合には、ほとんどの物件では家賃を日割り計算とします。尚、当月分を日割りとした場合には、当月の日割り家賃とあわせて次月の家賃も契約時に必要となることもあります。図は3月から契約開始の場合(1日、5日、20日から)の前家賃のイメージ図ですが、当月分の日割り家賃が半月に満たない場合は、次月分も前家賃として請求されるケースが多いと思ってください。
尚、前家賃を3月分しか払っていない場合(図の1日からと5日からの契約)は、3月末には4月分の家賃を支払う事となります。※4月分まで前家賃を払っている場合(図の20日からの契約)は、4月末に払う5月分家賃が初回の家賃支払日となります。